人工透析とは
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当院では人工透析による血液透析療法(HD/Hemodialysisの略)を行っています。これは、病気の進行などで腎臓の機能が著しく低下した場合に選択される治療で、腎臓に変わって機械に血液を通し、血液中の老廃物や不要な水分を除去し、血液をきれいなものにする方法です。一般的な血液透析の場合、1週間に2~3回程度、透析施設に通い、1回の所要時間は4時間以上となっています。透析中はベッドの上で読書などをすることも可能です。当院では13台の血液透析機器により、1回約5時間の血液透析療法を行っています。
血液透析は動脈から1分間に約200mlの血液を取り出し、血液ポンプを通じてダイアライザーという人工腎臓に送られ、そこで血液を浄化し、静脈側に戻します。この循環を患者さんの状況に合わせ設定された透析時間、行います。血液の流量を確保するため、透析の開始に当たっては、「シャント」と呼ばれる血液の出入り口を作る手術を行います。これは手首に近い前腕部、または親指の付け根あたりで、静脈と動脈をつなぎ合わせて太い静脈にしたものです。約1~2時間の手術で、提携病院にて行います。
本来の腎臓は、1日24時間、休みなく働いています。人工透析ではその機能を限られた時間で行うことになりますので、さまざまな制限や注意が必要になります。例えば食塩の制限は必須になります。この他にも食事に対する注意や、透析のスケジュール管理、なるべく体を動かすことが大切になります。当院では患者さん一人一人の状況をしっかりと管理し、丁寧な指導を行っていきます。また万が一、人工透析に関わる合併症が現れた場合は、迅速に対応し、安心して血液透析療法を続け、生活の質をなるべく落とさずに、日常生活を送れるよう、サポートします。
- 当院の人工透析について
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月~土曜日
9:00~14:00(1クール)- ご旅行でいらした方の臨時透析については、要相談となりますので、お電話にてお問い合わせください。